安全な土地に一戸建てを建築するのは基本的なことですが、更地になっている土地を外観から見ただけでは、地盤の状態や土壌の状況は判別しにくいです。注文住宅の工務店に土地探しを依頼すれば、地盤調査済みの土地を選んでもらえますし、地盤調査済みでない土地ならば、施工前に必ず地盤調査が行なわれます。三重県は林業で産出された県内産の木材を豊富に利用できるので、輸送コストを抑えてリーズナブルに注文住宅を新築できる地域です。三重県内産の木材は、寿命の長い建材として親しまれています。寿命が長くてシロアリ被害が発生しにくい木材で、耐久性も抜群です。耐久性能は高いのですが、重量も大きくなりがちです。地盤が弱い土地に新築してしまうと、築年数が経過していくごとに建物が斜めに傾いてしまう可能性もあります。三重県で注文住宅を新築するときは、地盤調査の結果を精査してもらい、適切な地盤強化対策をした箇所にコンクリート基礎の工事を施工してもらいましょう。すでに改良工事が施工されている場合でも、コンクリート基礎が施工される場所に対してピンポイントで柱状に砕石を地中深くまで埋め込めば、耐震性を強化できます。どのような土地であっても、耐震性は新しく意識するようにしましょう。粘土質の土地の場合は、敷地内の土を掘り返して、砕石と混ぜ合わせて、排水性を向上させる工事も可能です。三重県は粘土質の土地もありますが、地中深くの地層は礫質の地域が多いので、しっかりと工事を施工すれば排水瀬戸耐震性の両方が向上します。注文住宅の工務店の中には、地盤調査の施工業者と連携している場合も多いので、気になる土地物件が見つかったときは必ず相談しましょう。不動産の購入手続きに入る前に、工務店と話し合うのがポイントです。工務店によっては、工事が困難と判断される場合もあるからです。土地は見た目だけではなく、ハザードマップも参照しましょう。ハザードマップは行政機関で無料配布されています。地域によってはインターネットで無料で閲覧できるように公開されています。ハザードマップで指摘されている土地は、地盤の改良工事だけでは改善が困難な場合が多いので、安いからといって安易に購入しないほうが安全です。工務店に判断を任せると、新築するのを前提に選びますし、長く住み続けられるかを基準にして考えてくれるので、心強いです。まずは三重県内の工務店に相談してみましょう。