注文住宅で一戸建てを新築する場合は、工務店が土地探しから手伝ってくれる場合が多いので、土地を所有していない場合は遠慮なく申し出て協力してもらいましょう。工務店にとっては一戸建てを新築するのを前提としていますから、土地探しだけで申し出るのではなく、土地の所得から住宅の建築までを一任する流れであると理解しておきましょう。土地探しから住宅の建築までの流れを一任するわけですが、施主のほうでも土地に対する情報を仕入れておきましょう。施主が心がけておきたいのが、土地の路線価の調査です。路線価を把握しておくと、土地の売買における市場相場との比較で役立ちます。注文住宅で一任しているとしても、施主が路線価を把握していれば、交渉しやすくなります。交渉とは施主と工務店との交渉ではなく、工務店と地主との間の交渉です。注文住宅の工務店は地域情報に精通していますので、不動産の公開物件にも非公開物件にも該当していない土地情報を入手できます。工務店がリフォーム工事の請負で、実際に地主と面識がある場合は話がスムーズです。工務店に対する信用の他にも、これから住もうとしている人が地域に関心を寄せている人だと分かったほうが、交渉はスムーズになりやすいのが現実です。どのような人物かが分からない状態では、たとえ信頼できる工務店の担当者であっても地主が警戒する場合があります。三重県で一戸建てを新築するときに、なぜ注文住宅を選んだのかを言葉で説明できるようにしておきましょう。施主だけでなく、夫婦で価値観を共有しているほうが心強いです。二世帯同居を検討しているのなら、両親とも情報共有をしておきましょう。三重県に、なんらかの縁があれば話はスムーズなのですが、地縁や結縁がない場合は、なぜ三重県を選んだのかも重要なテーマになります。三重県は国産の天然無垢材の産出が豊富ですから、三重県産の木材で三重県内に木造住宅を建築したいと希望したと伝えるのも忘れないようにしましょう。当然のことや自然なことであっても、言葉で伝えるのは大切です。すでに所有している土地に新築するのと違い、土地探しから始める場合は、人間性も大切です。人間性は実際に付き合って見なければ分からない要素が多いのですが、どのような住まいを実現したいのかを簡潔に述べられれば、ある程度は伝わります。路線価を調べて把握しておくと、熱心に地域情報を調べていることが伝わりますすし、不動産市場の相場にも通じていると伝わりますので、交渉しやすくなります。