三重県において注文住宅を新築するにあたっては、まずは土地探しからはじめることになります。さいわいにも、三重県内では土地の流動性が高く、さまざまな住宅に適した分譲地の土地が取引されています。こうした情報は、地域にある不動産会社でも、また、全国規模で展開をしている大手の不動産会社でも、いずれも確認をすることができます。最近では、インターネットの土地や住宅情報の専門サイトでも、三重県内の土地の売買状況を検索して表示させることができるようになっていますので、こうしたサービスを利用するという手段もあるでしょう。
三重県内で土地を探す場合には、その土地の地盤の強度についても注意をしながら情報を吟味するとよいといえます。土地の地盤というのは、注文住宅を新築するにあたってもたいせつなものであり、もしも地盤がゆるい土地であった場合には、知らず知らずのあいだに建物が傾いて使い物にならなくなってしまったり、大きな地震があったときに建物が倒壊してしまう可能性が高くなってしまったりするものです。
こうした地盤の強度については、素人が現地を見ただけではわかるものではありませんので、専門の調査会社に委託をして、その結果にもとづいての判断をすることになります。この調査ですが、鉄の杭を一定の高さからその土地に落下させることを繰り返して、一定の深さに至るまでに打ち込むのにかかった回数をもとにする方法などが一般的となっています。
もしも住宅団地内の土地のような分譲地であれば、開発をする当初の段階で、こうした調査を開発会社がしているはずですので、その結果を教えてもらうというのが、正確に地盤の強度を知るためのいちばんの方法であるといえます。個人所有の土地を購入するなどといった場合には、あらかじめ調査などはされていない場合がほとんどであるため、あらためて調査をしなければならず、その費用は土地の代金そのものに上乗せとして考えておいたほうがよいでしょう。
三重県内の場合、どちらかといえば、都市的な機能は伊勢湾沿いの平野部に集まっており、分譲地などもやはりその傾向があるといえます。海に近い土地というのは、平坦で新築などもしやすい反面、土地の地盤が軟弱であることも考えられますので、購入を決める前に、地盤についてもよく検討しておいたほうがよいといえます。また、分譲地内であっても、盛土と切土の部分では、やはり土地の地盤の強度は異なりますので、できれば切土によって造成された土地を選ぶのがよいといえます。